健康診断について
健康診断の必要性
大切な家族であるペットが、いつまでも元気で長生きしてほしいというのは、皆さん共通の願いでしょう。
そのためには、日頃の健康管理とともに、定期的な健康チェックが欠かせません。
特に異常が見つからなくても日頃の生活習慣を見直すきっかけになりますし、ささやかな異常が重い病気の早期発見・早期治療につながることもあります。
当院では、血液検査、レントゲン検査、超音波(エコー)検査などによる健康診断を行うことができます。
希望のある方は相談してください。
血液検査
院内での血液検査は、「血液一般検査」と「生化学的検査」があります。
- 血液一般検査
- 赤血球、白血球、血小板など、血液中の細胞成分の状態(量や形)を調べます。
- 生化学的検査
- 血液中に含まれる成分(たんぱく質、糖質、脂質、酵素など)を分析して調べます。
血液検査でわかる主な病気
- 貧血
- 炎症性疾患
- 肝疾患
- 腎疾患
- 内分泌疾患 など
レントゲン検査
X線は体を通過しやすい性質があり、その通過する量は組織の厚みや臓器の比重によって異なります。
そして、X線の量によってフィルムの感光度(フィルムが黒くなる程度)が変化するため、フィルム上に動物の内部構造が影絵の様に映し出されるというわけです。
レントゲン検査でわかること
レントゲン検査は臓器や構造物の位置・大きさ・形などを確認するときに用いられます。具体的には、下記のような異常がわかります。
- 心臓、肝臓、腎臓などの臓器の大きさや変形の有無
- 膀胱結石や腎臓結石の有無
- 肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患
- 骨折や脱臼、関節炎などの骨の病気
- 誤食などにより体の中に入った異物 など
超音波(エコー)検査
超音波検査は、主に心臓と腹部を検査する目的で行われ、レントゲンでは検査しにくい各臓器の内部構造を確認することができます。
心臓の検査
心臓の動きや内部の構造がよく観察できます。
弁の動きや形、血流の状態、内腔 の大きさの計測などから心臓の状態や機能を評価していきます。
腹部の検査
肝臓・腎臓・脾臓・膀胱・消化器などの臓器や体内にある出来物などの内部構造を観察します。
病的な変化があれば画像上で映り方の違いとして認識できます。
また、胃や腸の動き具合なども観察できます。